今回は「ハリッチプレミアムリッチ」に配合されているヒト幹細胞培養液について、その魅力や効果に疑問を持つ方に向けて、詳しく解説します。最近では、幹細胞由来の成分がエイジングケアに効果的と話題ですが、その本当の実力はどうなのでしょうか?この記事を読めば、ヒト幹細胞培養液がどのように作用し、ハリッチプレミアムリッチに採用されている理由がわかります。
目次
1.そもそも幹細胞とは何?
幹細胞とは、生体において新しい細胞を生み出して補充する能力を持った細胞で、二つの能力が備わっています。
人間をはじめ、動物、植物にもあります。
①細胞を作り出す能力(分化能)
生体において、さまざまな細胞を作り出す能力です。人間では、皮膚、赤血球、血小板などなどを造っています。
自己複製能
自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができるという能力(自己複製能)です。
具体的な働き
上記の2つの能力は、下記のように具体的に働きます。
・傷ついた細胞や失われた細胞を補い、損傷部を修復・再生する
・免疫調整を行う
・神経を再生する
・肌にハリや弾力を与える
幹細胞(順化)培養液とは
日本化粧品工業連合会(事務局東京都)がまとめている「化粧品の成分表示名称リスト」によると、「ヒト幹細胞順化培養液」の定義は「ヒト幹細胞を数日間培養した後、培養物から取り出した培養液」とされています。
したがって、幹細胞培養液の中には、幹細胞自体が入っているわけではありません。
ただ、幹細胞自体はなくとも、幹細胞から抽出された成分で、成長因子(グロースファクター)、サイトカインなどの活性物質が豊富に含まれており、その働きを医療や美容に活用することが研究されてきました。
補足情報:幹細胞の種類
幹細胞は、ヒト由来・植物由来・動物由来の3種があります。
1.ヒト幹細胞
医療や美容において頻繁に使われるのは、ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞。
医療においては、ヒトの脂肪組織から幹細胞を取り出して培養、数千万個~1億個に増やして、体に戻す「再生医療」で活用されています。
幹細胞を培養する際に浸される液体(=培養液)には、多くの成長因子を含む百十種類の活性物質が含有されため、その培養液を化粧品に配合されています。
人間の細胞の表面にはその特定の機能をスタートさせる 「レセプター」というカギ穴のようなものがあり、ヒト幹細胞培養液には、その穴に合致するカギになる成分(成長因子や活性物質)が豊富に含まれ、細胞が活性化し、最も効果が期待できると考えられています。
2.植物幹細胞
植物幹細胞は、種子の中の胚や根の先端、茎の付け根といった植物の成長に重要な部位に存在します。こうした部位は、栄養成分が豊富で、細胞分裂が活性化しており、様々な細胞に分化させる能力を持っています。
しかしながら、植物幹細胞にはヒト幹細胞のような「レセプター」(鍵と鍵穴の仕組)がないため、効果も限定的であると考えられています。ただ、抗酸化力・保湿力は期待できるため、ヒト由来や動物由来に抵抗感のある方は、これを使う傾向があります。(アイテム数はヒト由来に比べると限られます。)
*植物幹細胞培養液のスキンケア商品で評判の良いアイテムの例
3.動物幹細胞
羊やブタ、馬といった動物の胎盤から採取された幹細胞が用いられます。ヒトの皮膚幹細胞と構造が似ているとされます。
ヒトの皮膚に塗布して細胞の活性化が期待できると言われています。
ただ、アレルギーを発症するリスクも指摘されているため、日本では流通していません。
これらの理由から、スキンケア目的に使用される幹細胞培養液は、圧倒的にヒト由来が多くなっています。
ヒト幹細胞培養液は配合のスキンケアアイテムの選び方
スキンケア効果は、ヒト幹細胞培養液の濃度に起因し、濃い方が良い。そのため、ハリッチプレミアムリッチプラスの配合量も、リニューアルの度に現在は10%まで高濃化してきています。(直近のリニューアルで、8%⇒10%へ増量(リニューアル履歴はこちら)
他の商品と比較においては、配合比率を明示していない商品も多数存在します。
ヒト幹細胞培養液の濃度を確認したくても、その記載がない場合は、成分表示の上位にヒト幹細胞由来原料の記載があるものを選びましょう。成分表示は、配合量が多い順に並んでおり、成分の先頭に「ヒト」とつくものが由来原料に該当します。「高濃度」「原液」といった商品の謳い文句を鵜呑みにするのではなく、しっかり成分表示の順序を確認してから判断してください。なおリニューアル履歴はこちら)では、ヒト幹細胞培養液の記載順序が、8%⇒10%へ増量にともなって、4番目⇒3番目になり、「プロパンジオール」よりも濃度が高くなったことが確認できます。
補足「ヒト幹細胞培養液エキス」とは
他の商品では、「ヒト幹細胞培養液エキス」との表記も見られます。これは、培養液をさらに薄めたものから抽出されたエキスを指します。
そのため、「培養液エキス100%」と記載されていても、ヒト幹細胞由来原料の濃度が高い商品だとはいいきれません。
可能な限り「培養液原液」と記載のある商品の方が、濃度は高いと推定されます。
ヒト幹細胞培養液の美容効果を、さらにもっと詳しく
ヒト幹細胞培養液のスキンケア効果について、興味深い事象をもう少し追加説明します。
医療分野では、「万能的」に期待されているヒト幹細胞の力
身体の各臓器それぞれに幹細胞があり、老化とともにそれらの機能が低下することで各臓器の機能が維持できなくなり、
場合によって疾患につながる可能性がります。一言にすると「加齢による身体・臓器の機能の低下」となりますが、ミクロの世界では、
幹細胞の機能低下が起きていると考えられます。
再生医療の分野では、ヒトの幹細胞そのものを移植することで病気になってしまった臓器を再生・修復する技術の研究が着々と進められています。
具体医的な例では、骨髄由来や脂肪由来の幹細胞を自分の体から採取、培養して、数千万個から1億個まで増やし、注射や点滴で体に戻しますことで、幹細胞の働きを活性化します。特に脂肪由来の幹細胞は採取が簡単で安全性も高く、その効果は多岐に渡るために、再生医療の分野では注目されています。
ヒト幹細胞コスメのスキンケア効果
赤ちゃんがシミ1つない透き通った肌ですよね。残念ながら、老化すると肌にシミやシワ、クスミが出たり、肌にたるみが出てきます。
これは、肌の幹細胞の減少によって、細胞を再生・修復・増殖させる働きが衰えることによると考えられます。
こうした状況に対し、細胞を活性化させるヒト幹細胞由来の成分を与えることで幹細胞の働きを助け、ターンオーバーのスピードも回復できることが判明しています。
ヒト幹細胞培養液には、様々な種類のサイトカイン(細胞を活性化する物質)やグロースファクター(成長因子。細胞の増殖や分化を促進する物質)が溶け出し、豊富に含まれている点が他の美容成分との決定的な違いです。これらがたっぷりと含まれた培養液を塗ることで、皮膚組織の主要構成成分であるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンを作り出す源である線維芽細胞に働きかけ、皮膚を張りと弾力性をあげる効果が期待できます。また、角質細胞を活性化させ、肌のターンオーバーを促し、肌の生まれ変わりを活性化させる可能性があるのです。
これらの生物学的な再生医療の技術は、発毛・増毛促進などの分野にも転用され、注目を浴びています。
ハリッチプレミアムリッチプラスに配合される理由
ようやく本題となりましたが、これまでご説明してきたとおり、最先端の再生医療技術をスキンケアに活かす発想から、
美容液にヒト幹細胞培養液を高濃度で配合した、それが、ハリッチプレミアムリッチプラスです。
美容鍼灸院【HARICCHI】は、肌の弾力やハリ、しわの改善を目指したエイジングケアを重視しています。
美容鍼灸の知識を活かし、肌の内側からの改善をサポートするために、ヒト幹細胞培養液が配合されています。
幹細胞培養液がもつ再生力や修復力が、肌にどのように作用するのかを再度確認していきましょう。
ヒト幹細胞培養液の効果
期待されるスキンケア効果をまとめます。
1. ターンオーバーの促進
ヒト幹細胞培養液には、肌のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)を促進する効果が期待されています。ターンオーバーが正常に機能することで、古い角質が排出され、新しい肌が常に健康な状態を保つことができ、シミやくすみを防ぐことができます。
2. ハリと弾力をサポート
成長因子が豊富な幹細胞培養液は、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートし、肌のハリや弾力を取り戻す効果が期待できます。年齢とともに減少するこれらの成分をサポートすることで、肌がふっくらとした印象を保ち、たるみの予防にもつながります。
3. 細胞の修復と保護
日常生活の紫外線や乾燥など、肌はさまざまなダメージを受けています。幹細胞培養液に含まれる成分は、肌細胞の修復を助け、バリア機能を強化するため、敏感肌の方や環境ストレスにさらされやすい方にも適しています。
ヒト幹細胞培養液の使用に不安がある方へ
幹細胞由来の成分は新しい技術のため、初めて使用する方には不安があるかもしれません。以下に、安心して使用するためのポイントを紹介します。
安全性の確保
ヒト幹細胞培養液は、日本国内で厳しい基準に基づいて製造されているものが多く、厳しい管理体制で安全性が確保されています。ハリッチプレミアムリッチプラスもまた、安全に配慮した製品設計となっているため、安心して使えるようになっています。
低刺激処方
ハリッチプレミアムリッチプラスは、パラベン・無香料・無着色・鉱物油・シリコン・界面活性剤を不使用、「6つのフリー」を実現しています。低刺激処方で、肌に負担をかけにくく、敏感肌でも使いやすい配慮がされています。
幹細胞培養液自体も、刺激が少ない成分であるため、肌にやさしい使用感となっています。
補足:ヒト幹細胞培養液が厚生労働の「有効成分」でないのはなぜ?
日本の厚生労働省(以下、厚労省)は、ヒト幹細胞培養液そのものを「しわ改善」や「美白」などの有効成分として認可していません。
現時点で、厚労省が認可している医薬部外品の有効成分には、「ナイアシンアミド」や「純粋レチノール」などが含まれていますが、ヒト幹細胞培養液はそのリストには含まれていません。(なお、現行のハリッチプレミアムリッチプラスには、ナイアシンアミドを5%以上配合しており、ナイアシンアミドをエイジングケアの有効成分とした医薬部外品と同等レベルの配合量となっています。ご参考:現行商品の配合成分)
厚生労働省の認可に関する背景
厚労省は、医薬部外品として認めるためには、成分の有効性と安全性が十分に科学的データで裏付けられている必要があります。ナイアシンアミドや純粋レチノールなどは、多数の臨床試験と科学的な根拠に基づいて「しわ改善」や「美白」の効果が確認されており、これが認可の理由です。
一方、ヒト幹細胞培養液については、エイジングケアや再生医療の分野で注目されているものの、化粧品成分としての有効性や安全性の標準的な評価基準が確立されていないため、厚労省が医薬部外品として認めるには至っていない状況です。
ハリッチプレミアムリッチでヒト幹細胞培養液を使うメリット・オールインワン
エイジングケア効果をワンステップで オールインワンタイプのハリッチプレミアムリッチは、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックの役割を1本で果たすため、忙しい方でも簡単にエイジングケアを取り入れられます。幹細胞培養液の成分を日常的に肌に補給することで、若々しさをキープできます。
美容鍼灸院の知識が生かされた処方
幹細胞成分に加え、美容鍼灸院の専門的な知識に基づき、肌の代謝促進をサポートする成分が配合されているため、幹細胞培養液の効果をより実感しやすく設計されています。
使い続けることで感じる変化 ヒト幹細胞培養液の効果は、短期間で劇的な変化が見られるものではなく、使い続けることで肌の変化を感じやすくなります。日々のケアに取り入れ、継続的に肌の改善をサポートできる点がハリッチプレミアムリッチプラスのメリットです。
まとめ
ヒト幹細胞培養液を含む「ハリッチプレミアムリッチ」は、肌のターンオーバーを促進し、ハリと弾力を取り戻すためのエイジングケアに特化した美容液です。安全性が確保された低刺激処方で、敏感肌の方も安心して使える設計となっており、忙しい毎日の中でも簡単にエイジングケアが行えるオールインワンタイプの使い勝手の良さも魅力です。
幹細胞培養液の力を活かしたスキンケアで、あなたも理想の美肌を目指してみませんか?ヒト幹細胞培養液の魅力をぜひ実感してください!