肝斑は30代~40代の女性特有のシミの1種です。特有である理由は、ホルモンが影響しているからです。したがって、紫外線や加齢、皮脂や化粧残りの蓄積によるシミとは異質で対策も異なります。有効な成分としてトラネキサム酸があります。トラネキサム酸は服用する薬やサプリメントが販売されていますので、ご紹介します。
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トラネキサム酸の効果
医療用医薬品として1962年に止血目的で開発された歴史がある成分で、現在は様々な疾患の治療に用いられています。
たとえば、風邪の症状として扁桃せん炎、咽喉頭炎、あるいは口内炎における口内痛に使用されることもありますので、服用経験がある方は多いと思われます。
シロップや注射剤としても使用されており、1歳未満の乳児から用量を調整して服用可能な、安全性の高い薬剤であるといえます。
現在では、肝斑などのシミや肌荒れ改善効果があることが知られていて、さらに美白効果も注目されています。
トラネキサム酸の肝斑やシミへの効果
シミの原因は、紫外線を浴びると作られるメラニンにあります。メラニンはメラノサイトと
いう肌細胞によって生成されますが、トラネキサム酸はこのメラノサイトの活性化を抑える働きがあります。シミの他にも、肌荒れの原因であるプラスミンの生成をブロックする作用があります。
肝斑については、肝斑に効くとして有名な一般用医薬品である「トランシーノ」の有効成分がトラネキサム酸に該当します。また、有効成分としてトラネキサム酸を含有する薬剤は、美容クリニックでよく使用されることで、肝斑への効果が知れ渡るようになりました。
(美容クリニックでトラネキサム酸を肝斑・シミ改善目的に使用推奨している例<品川美容外科>)
なお、トラネキサム酸が医療医薬品として販売される際は、「トランサミン錠」や「リカバリンカプセル」の名称で扱われている場合もあります。
なお、トランシーノは医療用医薬品ではないため、配合されているトラネキサム酸が低濃度で、その効果は穏やかで、「あまり効かない」との意見もあります。そのため美容クリニックでは、トラネキサム酸500mgなどの、トランシーノよりも高濃度の薬剤が使われています。
トラネキサム酸を安価に購入するには
トラネキサム酸は、肝斑の市販薬として有名なトランシーノの高濃度版で、美容クリニックでも使用されている医薬品です。有効成分のトラネキサム酸を、トランシーノの約3倍である500mg配合しています。
トラネキサム酸は、トランシーノと同じ成分が配合されているジェネリック薬です。
通販で購入できます。
トランシーノは医療用医薬品ではない一般医薬品であるため、配合されているトラネキサム酸が1錠あたり125mgと低濃度です。美容クリニックでは、より効果の高いトラネキサム酸500mgなどの高濃度の薬剤が使われており、本剤も、1錠あたりトラネキサム酸を500mg含有した高濃度の薬剤となっています。
トランサミン500mg (トラネキサム酸)
トラネキサム酸500mgを含有している抗プラスミン薬です。湿疹や蕁麻疹の改善、肝斑などシミの改善の治療に広く用いられます。肝斑以外のシミの改善、ニキビ跡の改善、肌荒れ予防などの効果も期待できます。
トラネキサム酸500mg(トランシーノジェネリック)
肝斑の市販薬として有名なトランシーノの高濃度版で、美容クリニックでも使用されている医薬品です。有効成分のトラネキサム酸を、トランシーノの約3倍である500mg配合しています。第一三共製薬が販売しているトランシーノが肝斑の治療薬として有名です。
トラネキサム酸をカプセル・錠剤による内服と、クリームによる塗添することで、シミ・肝斑・美白対策を集中的に行うことができます。