育毛に関するカフェインの効果ご存じですか?結論から申し上げると、カフェインは髪質改善や育毛にはプラスになります。この記事では育毛・薄毛改善とカフェインの関係をまとめています。飲む時間帯や量に留意することで育毛効果が期待できます。一方で過剰摂取してしまうと逆効果もあり得るとされます。飲む時間帯や量に留意することで育毛効果が期待できます。一方で過剰摂取してしまうと逆効果もあり得るとされます。育毛の新習慣としてご参考にされたら、幸いです。
目次
カフェインの代表的な効果・作用
カフェインの多い飲み物と言えば、コーヒーや緑茶で、これらの飲み物には、覚醒作用、利尿作用、ストレス緩和作用があることはよく知られています。その他に血管収縮作用があり、注目されています。コーヒーを例に効果・作用について髪への影響をまとめてみます。
1.頭皮の血行・血流を促進
カフェインの血管収縮作用は、頭皮の血行・血流の改善が期待できます。
「血管収縮」という言葉は、血行が悪くなるイメージがありますが、実は一度収縮した血管が再び拡張する際、血液の流れに勢いがつき、その結果的、血流の促進に繋がります。この効果を狙って筋トレをより効果的に行うために、筋トレの1時間前にカフェインを摂取することを推奨するトレンドもあるほどです。筋トレ用カフェイン摂取ツールも販売されています。
頭皮の血流についても同様の効果があるとされます。頭皮の毛細血管は髪の成長に必要な栄養素や酸素を運ぶ役割があり、血流を改善することで、毛母細胞を元気にして抜け毛を防ぎ、ハリツヤのある健康な毛髪が育て、薄毛改善につながることが期待されます。
2.ポリフェノールのアンチエイジング作用
カフェインを含むコーヒー、緑茶はポリフェノールを含有しています。赤ワインに多く含まれることで知られますが、コーヒーの含有量はそれに次ぐレベルで、しかもアルコールが入っていません。ポリフェノールのアンチエイジング効果は、「活性酸素の働きを抑制する(=抗酸化作用)」ことによります。体の参加は、皮膚や血管を老化させます。皮膚ではシワ、シミなどの症状につながります。頭皮の老化は、抜け毛や髪は細くなるなどの症状につながります。ポリフェノールの抗酸化作用は、上記1.血流促進との相乗効果で頭皮や毛母細胞の老化を防ぐ、あるいは老化スピードを低下させる効果が期待されます。(*なお、カフェインはポリフェノールを含んでいません。)
3.利尿促進によるジヒドロテストステロンの排出
コーヒーや緑茶を飲むとトイレが近くなりますが、これはカフェインの利尿作用によるもの。利尿作用は一般に「浮腫(むくみ)」の解消などの効果があり、それは体の余分な水分や毒素や不要物を排出することによります。頭皮や髪の健康においては、体内でできるジヒドロテストステロン(DHT)という成分を溜めずに排出することが期待されます。ジヒドロテストステロン(DHT)は、男性ホルモンの1つであるテストステロンは、体内で変化して生成されます。これが増えると男性型脱毛症(AGA)が進行します。さらに、(利尿作用とは別に)、カフェインはジヒドロテストステロンを自然に抑制する働きがあるとする専門家もあります。(ニューヨークの「Hudson Dermatology and Laser Surgery」の創設者で皮膚科医のダヴァル・バヌサリ氏)
4.ストレス緩和効果
コーヒーやお茶を飲むとホッとします。これはカフェインの持つストレス緩和作用によるもので、実際にリラックス効果も感じます。ストレスの蓄積は自律神経の乱れや血行不良につながり、多くの病気の原因にもなり得るとされます。当然に薄毛・抜け毛の大きな原因となります。たとえば、人は大きなショックを受けた場合に、大量に髪が抜けることがあります。これは極端に大きなストレスが一時に襲ったことで引き起きた現象と言えます。極端な例ではありますが、ストレスを定期的に除去することは育毛にも大切です。
ここまで、カフェイン摂取の育毛に関する効果について、コーヒーを例に記載しましたが、コーヒーや緑茶を飲まない方が簡単にカフェインを簡単に摂取するなら、これがおすすめです。☞吸入できるカフェイン!【Muscle Energy】
カフェインの髪(育毛・頭皮環境)へのデメリット(注意点)
カフェインの上記の効果・作用は、時に身体へ悪影響を及ぼすことがありますが、それは髪にも同じことが言えます。注意点としてご確認ください。
1.睡眠を阻害する
カフェインの覚醒作用により睡眠不足・睡眠障害を引き起こすことがあります。(人よって程度の差はあります。)睡眠不足は身体疲労やストレス蓄積の原因になり、当然に髪にも悪く、薄毛・抜け毛が進行させることがあります。育毛にはホルモンの影響が強く、睡眠不足は成長ホルモンの分泌が停滞し、髪の発育も滞ります。したがって摂り過ぎや摂取する時間帯に注意しましょう。
2.ミネラルの吸収を妨げる
カフェインは一部の栄養素、特にミネラルの吸収を妨げる作用を持っています。鉄や亜鉛の吸収は髪に影響があります。鉄が不足すると貧血になります。貧血では、上記のカフェインのメリットである血流促進の効果も上がりません。さらに亜鉛の吸収も妨げます。ご承知の通り、亜鉛は育毛のためには積極的に摂取したいミネラル。その吸収を妨げてしまいますので、例えば牡蠣を食べる、亜鉛アプリメントを服用する場合は、カフェイン摂取(コーヒーなど)とは、時間帯を変えた方が良い、という事になります。
体が冷える
利尿作用により排尿回数が増えると、体温は下がりやすくなります。これはコーヒーをホットで飲んでも一定起ります。また冷えると上記メリットの血流改善の効果も抑制、台無しになりかねませんので、冷えを回避する意識は必量です。
胃酸の分泌を促進する
カフェインには胃酸分泌促進作用があります。胃酸は消化酵素であり消化のためには必要ですが、胃酸過多は、胃の粘膜を荒らします。したがって胃の調子が悪い時や空き腹の時は、カフェインは避けた方がいいでしょう。胃の調子は当然に栄養の消化吸収に関わりますし、胃の不調はメンタルにも影響し、メンタルは胃の調子にも影響します。
なお、飲み物でなく、吸入によるカフェイン摂取する「マッスルチャージ」なら、余分な水分や糖分を胃に入れずに、カフェイン摂取できます。
育毛・発毛に効果的なカフェインの摂取方法
一般的なコーヒー1杯(150cc程度)を基準に、カフェインの効果的な摂取方法をまとめてみます。
1.アイスよりもホットが良い
アイスコーヒーは、身体を一気に冷やします。なるべくホットコーヒーで飲むようにしましょう。
2.砂糖は入れない方が良い
砂糖は酸性食品で、大量摂取すると体が酸性に傾きます。肌や髪にはよくありません。また、体の中でが酸性を修正するために体内でミネラルやビタミンを使います。砂糖の摂取は、体内で髪を育てるための栄養分を減らすことになります。
3.寝る前の数時間前から飲まない。
上記の通り、睡眠の質を落とさないためにも、カフェイン摂取の時間帯は注意しましょう。カフェインは摂取後、6時間程度は体に作用するとされます。夕食後のコーヒーはもちろん、夕方5時以降は注意しましょう。
4.1日2杯が適当
カフェインの過剰摂取を留意すると、一般的なコーヒー1杯(150cc程度)に、含まれるカフェインは60mg~100mg程度です。
・厚生労働省はホームページで、健康な成人で、カフェインの最大摂取上限は400 mg/日としていますので、1日2杯くらいが適当、最大でも4杯までにしましょう。
ご参考:髪とカフェインに関する最近の動向
カフェイン入りの製品を毎日のヘアケアに取り入れることが注目されているそうです。
カフェインには毛髪を継続的に成長させる効果があり、世界各国で市販されている育毛剤に配合されている成分「ミノキシジル」のような働きをするそう。つまり、カフェイン入りのヘアケア製品を薄毛予防の一環として使うことで、髪がより長く、強く、健康的になると見込めるというのです。
ただし、即効性はなく、カフェイン入りの製品は、約3カ月間連続で使用して効果が現れるということです。
(この箇所(ご参考:)は髪の成長のためのカフェイン(「コスモポリタン」の記事)を参照した記事です。和訳コラムがYahoo!ニュースに2021年1月31日に掲載されました☞https://news.yahoo.co.jp/articles/31a39697c66e7e1d9abe39fa881d1c643479d8b2)
さらに、「炭酸」も育毛に良い!こと、ご存じですか?ご参考にどうぞ☞炭酸は育毛に良い!?ペットボトルでヘッドスバ
まとめ
カフェインが育毛に良い影響があることは、カフェインの効果から一定裏付けがあり、専門家も今後のヘアケア製品に活かす研究を恵贈しているようです。育毛に取り組む方は継続して摂取する価値はありそうです。